「20代でこのままじゃ、本当に手遅れかもしれない…」
新卒入社の会社をすぐに辞めてしまい、気づけばアルバイト生活2年。正社員の友人たちと比べては、焦りと自責で胸が締めつけられる。
そんな日々を過ごしていませんか？
でも、だからといって「もう終わりだ」と決めつけてしまうのは早すぎます。
人生の軌道修正は、「これからどう動くか」で決まるのです。
今回は、20代で「人生失敗」と感じてしまう理由を分解し、そこから再起するための3つの小さな一歩を提案します。
自分の可能性を信じて、一歩ずつ前へ進むことがこれからの人生を左右します。
20代で「人生失敗」「手遅れ」と感じてしまう原因
「このままじゃ人生終わりかも…」
そんな考えがふとした瞬間によぎっていませんか？
実は、自分がそう思い込んでいるだけかもしれません。
一度の失敗を“致命的”と見ている
たった一度のつまずきを、「人生終わった」「もう手遅れだ」と思い込んでいませんか？
20代前半での短期離職や空白期間の長さなど、キャリアにおける失敗は、確かに苦しい出来事です。しかし、それを「人生の終わり」と捉えてしまうのは早すぎます。
失敗は「負け犬の証明」ではなく、「人生を変える機会」にもなりえます。
そもそも20代は、社会経験も自己理解も浅い時期なので、失敗はほぼ前提と言って過言ではありません。
大切なのは、失敗を次に活かせるかどうかです。
失敗した後が、今後の人生を左右する転換点といえます。
周りとの比較をしすぎてしまう
「友達はもう昇進・昇格している」
「あの人は年収1,000万円稼いでいるのに」
そんなふうに他人と自分を比べて、焦燥感に駆られていませんか？
でも、他人との比較ばかりしていると、自己肯定感を下げる原因となります。
SNSや日常会話で見えるのは、他人の「うまくいってる面」ばかり。
けれど、そこには見えない苦労や葛藤もあるはずです。
心理学でも、他者との過度な比較は、憂うつな気分にさせることが分かっています。
参照：セルフ・コンパッションと社会的比較志向性が抑うつ傾向に及ぼす影響|J-STAGE
一方で、「過去の自分」と比較し、成長を実感することで、自己効力感を高める効果があります。
参照：自己効力感の向上プロセスに関する研究|神戸大学大学院経営学研究科
「人と比べすぎてつらい」と思ったら、今までの自分の歩みを書き出してみてください。
日々、成長できていることが分かり、前向きな気持ちになれるはずです。
20代で「人生失敗」「手遅れ」と感じてからすべきこと
誰にも相談できず「もう手遅れかもしれない」と検索してしまったあなたへ。今からでも、変われる方法があります。
過去を振り返り自分の強みを見つけ出す
「人生失敗した」と感じている今こそ、自分の過去を見直しましょう。
なぜなら、あなたがこれまでに頑張ったこと、取り組んだことの中に「活かせる強み」が必ずあるからです。
「特に誇れる経験なんてない」と感じがちですが、それは強みの「自覚」がないだけ。
部活に熱中して取り組んだ日々や大学のサークルで率先してメンバーを引っ張っぱるなど、他人から見たら十分に強みといえるものがあるはずです。
まずは「自分の棚卸し」から始めてください。そこに、人生をやり直すヒントがあります。
なお、キャリアのプロと一緒に「棚卸し」をすると、自分では気づけない強みを見出せます。
興味がある方は、一度無料相談を受けてみることをおすすめします。
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完璧を求めない
「ちゃんとしなきゃ」
「失敗できない」
そうやって自分を縛っていませんか？
「やるからには、完璧を目指す」という思考は、自分の行動範囲を狭めるだけです。
完璧じゃなくても、小さな前進を積み重ねたほうが、結果的に大きな目標に近づけるのです。
たとえば、正社員として就職したいなら、いきなり正社員採用を目指す必要はありません。
派遣社員やアルバイトなどで知識と経験を積んでから、正社員を目指すルートをたどってもいいでしょう。
完璧じゃなくても、一歩ずつ進むことを心掛けましょう。進まなければ、何も変わらないのですから。
目標を細分化する
大きな目標を掲げても、実際に動けなければ意味がありません。だからこそ、「すぐにできる」レベルまで目標を細分化していきましょう。
たとえば、「正社員として採用される」が大きな目標なら、以下のように目標を細分化できます。
- 履歴書・職務経歴書の作成と添削
- 興味ある分野の求人を選定
- 面接練習をする
- スキルがない場合は学び直しをする
このように、目標を「今日できること」レベルにまで分解すれば、行動のハードルが下がります。
数年後に「人生手遅れじゃなかった」と思える未来につなげるには、小さな一歩を積み重ねるしかありません。
【体験談】20代の人生失敗は巻き返せる
僕は、新卒で入った会社を1.5年で退職。さらに、2社目も半年で退職してしまいました。
当時は、自分に対する理解が甘かったため、仕事や会社との相性をほとんど考えていませんでした。
そのため、2社とも自分と相性が悪く、結果として長続きしませんでした。
今度は、キャリアで失敗したくないと思い、キャリアコーチングを受けることにしました。
その際、自分ではまったく気づいていなかった強みや性格を言語化でき、それにより思いもしなかった仕事が自分に向いていることに気づけました。
現在は、その時に選んだ仕事で着実にキャリアを築いています。
もし、キャリアコーチングを受けていなかったら、今より暗い人生を送っていたかもしれません。
これを読んでくれている方の中で、今、人生のどん底にいるなら、ぜひキャリア相談を受けてみてください。
自分の人生を好転させるきっかけをつかめるはずです。
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まとめ
20代で「人生失敗」「手遅れ」と感じるのは、あなただけではありません。
けれど、一歩引いて見れば、まだ変えられる余地は十分にあります。
一度の失敗を「人生の終わり」と捉えてしまうことで、自分の可能性を過小評価してしまうのはもったいないことです。
まずは過去を見つめ直し、自分の強みを見出してみてください。
そして、完璧じゃなくてもいいので、できることを毎日継続して取り組みましょう。
もし「このままで終わりたくない」と感じているなら、この瞬間から、小さくてもいいので一歩踏み出すことが重要です。
