「なんか最近、人生うまくいかない…」
もし、そう感じているなら、「適当に生きてきたツケ」が回ってきたのかもしれません。
仕事において、スキルアップのための勉強や新しいことへの挑戦などを疎かにしていると、社内での評価は上がらないままです。
市場価値も上がらず、どこにも転職できない状況に陥るかもしれません。
今回は、「適当に生きてきたツケ」が回ってきた状況とその状況に陥ってしまう行動、現状打破するための行動を紹介していきます。
暗い現状から抜け出して、明るいキャリアを目指したいと思うなら、ぜひ最後まで読んでほしいです。
「適当に生きてきたツケ」が回ってきた状況
なんとなく生きていた結果、その「ツケ」は、ある日突然、現実の問題となって表れてきます。
適当に生きていると、社会人として働く中で以下のような状況に陥ることがあります。
- 給与・待遇が良くならない
- 社内で居場所がない
- 転職できない
給与・待遇が良くならない
与えられた仕事をただこなすだけでは、給与や待遇の向上は望めません。
「成果を上げよう」「効率的に仕事をこなそう」と考えず、早く退勤時刻にならないかと時計を見ながら惰性で仕事をしていませんか?
そんな仕事ぶりでは、十分な成果を上げることは難しいでしょう。
結果として、給与や待遇が何年も据え置かれたままになる可能性があります。
言われたことをこなすだけで、昇給や昇進のチャンスをつかめるほど甘くありません。
社内で居場所がない
適当に仕事をしていると、社内で自身の居場所がなくなってしまうでしょう。
成果を上げる人は、仕事の目的や自身に求められる成果を考えながら業務に取り組むため、最短・最速で成果を上げ、出世していきます。
一方、なんとなく仕事をしている人は、一定以上の成果を上げることが難しいため、重要なポジションや業務を与えられることはほとんどありません。
そのまま年数が経つと、新人や後輩にも追い抜かれ、「会社のお荷物」に成り下がるでしょう。
転職できない
適当に生きてきた人は、転職したくてもできない状況に陥ります。
与えられた仕事を何も考えずにこなしているだけなので、スキルが身につきません。
また、簡単な業務しか経験してこなかったので、職務経歴書に記載できる内容がほとんどないでしょう。
一般的に、中途採用では即戦力が求められるため、一定以上のスキルや成果を示す必要があります。しかし、適当に生きてきた人は示すものがほとんどないため、転職活動をしても内定を得るのが難しいのが現状です。
年齢が高いほど求められるスキル・経験が高くなるので、「適当に生きている」と転職の選択肢が著しく狭まってしまいます。
「適当に生きてきたツケ」が回ってくる行動3選
以下の3つの「適当に生きてきたツケ」が回ってくる行動は、あなたの今後の人生・キャリアに大きな影響を与えかねません。
- 勉強しない
- 挑戦しない
- 安易に転職する
勉強しない
成長を止めた人材に会社は価値を見出さないため、日々の勉強を怠ることは将来的に大きなツケとなって返ってきます。
現代のような変化の激しい時代においては、現状維持に満足していると、あっという間に「使えない人材」と見なされる可能性があります。
その結果、重要な業務を任されなくなり、最終的には退職に追い込まれることも考えられます。
高校や大学を卒業したからといって、学習の必要性がなくなるわけではありません。
常に学び続けなければ、仕事人生から転落してしまうでしょう。
挑戦しない
自分を成長させるためには、多少の負荷がかかる仕事にも挑戦していくことが不可欠です。
安易な道を選び、失敗を恐れて挑戦しない姿勢は、結果として自身のキャリアを台無しにする可能性があります。
挑戦の結果、たとえ失敗したとしても、そこから得られる経験は計り知れません。
自ら成長に必要な要素を手放すことは、長期的に見て自身の市場価値を下げ、キャリアの選択肢を狭めることになるでしょう。
安易に転職する
「なんとなく仕事が嫌」といった漠然とした理由で安易に転職することは、後々キャリアに悪影響を及ぼす行動の一つです。
逃げるように仕事を辞めた過去は、履歴書や面接において必ず問われます。
明確な理由や実績がないまま転職を繰り返すと、「キャリアに一貫性がない」「会社になじめない人」と見なされ、どの企業からも採用されなくなります。
その結果、派遣やアルバイトのような給与・待遇の悪い条件でしか採用されなくなるでしょう。
目先の不満から安易な転職を選ぶことは、自分のキャリアの首を絞めることにつながります。
「適当に生きてきたツケ」を返す3つの方法
これまでの人生で「適当に生きてきたツケ」を感じているなら、現状を変えるために今日からできることがあります。
ここからは、現状を打破し、未来を切り拓くための具体的な3つの方法を紹介します。
- 今からでも勉強する
- 与えられた仕事の目的を考える
- 小さな挑戦を始める
今からでも勉強する
適当に生きてきたツケを返すためには、今からでも勉強を始めることが不可欠です。
スキルアップを怠ってきた分を取り戻すには、苦痛が伴うことを覚悟し、地道な努力を続けるしかありません。
「今さら始めても遅い」「どうせ無理だ」と言い訳をして何もしないままでいると、どんどん状況は悪化してしまいます。
とくに、変化の激しいこの時代、学びを止めれば就職市場において需要のない人材になる可能性が高まります。
挽回するには、甘さを捨て、平日・休日問わず勉強し続けることが必要です。
与えられた仕事の目的を考える
日々の仕事に取り組む際、常にその目的を考えるようにしましょう。
仕事の目的を理解することで、単なる作業ではなく、会社全体の事業やプロジェクトの中で自身の役割を認識できます。
その結果、小さな改善提案やちょっとした気配りなど、先回りした行動もできるようになるでしょう。
たとえば、資料作成一つにしても、誰が、何のために読むのかを意識することで、より分かりやすく、目的に沿った資料を作成できるようになります。
こうした積み重ねが、上司からの評価につながり、自身の立場をより良いものに変えていけるでしょう。
小さな挑戦を始める
まずは、小さな挑戦から始めることが重要です。いきなり大きな成果を出す必要はありません。
たとえば、定例会議の資料に自分なりの工夫を凝らしたり、ちょっとした業務改善の提案をしたりするなど、些細なことから取り組んでみましょう。
これらの取り組みを通じて少しでも成果を上げられれば、成功体験となり、自信が育まれていきます。
その自信をもとに、さらに挑戦を続ければ、周囲からの信頼を生み、少しずつ重要な仕事を任されるようになるでしょう。
小さなことでも挑戦する心構えを持つことで、苦しい状況から抜け出せるはずです。
「適当に生きてきたツケ」が回った僕がしたこと
かつての僕も「適当に生きてきた」ため、そのツケを払うことになりました。
与えられた仕事のみをただこなし、スキルアップのための勉強もしない。仕事が「なんとなく嫌」になり、新卒で入った会社を1年半で退職。
そんな人生を送ってきたおかげで、収入は大きく下がってしまいました。
しかし、なんとなくで始めた仕事のおかげで、ようやく人生が上向きになってきました。
今この記事を読んでいる方の中には、「適当に生きてきたツケ」が回ってきてしまった方もいるはずです。
人生を挽回するためのきっかけが気になる方は、ぜひ僕の過去の経歴も読んでみてください。
まとめ
今回は、「適当に生きてきたツケ」がどのように回ってくるのか、また、ツケを返していく方法について紹介しました。
常日頃から、スキルアップのための勉強や挑戦を避けていくと、社内での評価を落とすことにつながります。
また、安易な転職をすることも、自身の市場価値を大きく下げることになります。
もし、現状打破をしたい気持ちがあるなら、今からでも勉強と挑戦をしていきましょう。
日々の積み重ねで将来のキャリアを変えることができます。