「どうして自分には仕事を任せてもらえないんだろう」
真面目に取り組んでいるのに、上司からは新しい仕事を任せてもらえず、悔しい思いをしていませんか?
実は、仕事を任せてもらえないのには、明確な理由があります。
そこに気づき、行動を変えていかないと、いつまでも自分が望む仕事を任せてはもらえません。
この記事では、仕事を任せてもらえない人の特徴とその打開策、そして悔しさとどう向き合うかを紹介します。
今、悔しさでいっぱいなこの気持ちを解消したいと考えているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
仕事を任せてもらえない現状を変えるヒントとなるはずです。
仕事を任せてもらえない人の3つの特徴
一生懸命やっているのに、新しい仕事を任せてもらえない…
これには、いくつかの明確な原因があります。
ここでは、仕事を任せてもらえない人にありがちな特徴を3つ紹介します。
- スキルが足りない
- 受け身で仕事している
- 同じミスを繰り返している
スキルが足りない
スキルが足りないと、仕事を任せてもらえない原因になります。
上司が仕事を任せる際に求めているのは、信頼だけでなく、その仕事を安心して任せられる実力です。
どれだけ真面目に業務をこなし、信頼を獲得していても、明確な成果を挙げていなければ、「まだ難しいかもしれない」と判断されてしまいます。
がむしゃらに頑張っていても、実力が伴っていなければ、新しい仕事を任せてはくれません。
受け身で仕事している
受け身な姿勢では、一生仕事は任せてもらえません。
仕事を任せる判断基準として、能動的に動けるかどうかがあります。
仕事のプロセスにおいて「正解」はないため、目的達成のためにどう動くべきかを考える必要があります。
受動的な人は、仕事のやり方についても指示を求めがちです。
これでは、「任せる意味」がなくなるため、上司は新しい仕事を振ることに消極的になります。
課題を自分で見つけて、改善案を提案できるようにならなければ、仕事を任せられることはないでしょう。
なお、能動的に動けるようになるには、仕事を通じて自分がどんな価値を提供したいのかというキャリアにおける価値観が重要になります。
もし、この価値観が定まっていない場合は、受け身の状態から完全には抜け出せないでしょう。
仕事における価値観を見出すなら、キャリアコーチングの受講がおすすめです。
コーチが自己分析の手伝いをしてくれるため、あなたのやりがいや価値観を言語化してくれます。
受け身の姿勢から脱却し、自ら動きたくなる仕事に携わりたいなら、ぜひ相談してみてください。
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同じミスを繰り返している
同じミスを繰り返していると、信頼を得るのは難しくなります。
上司が安心して仕事を任せるためには、「この人に任せても大丈夫だ」と思ってもらうことが前提です。
しかし、同じミスを繰り返すと、上司は「任せるのが心配」と思い、新しい仕事を振ることをためらってしまいます。
一度、二度のミスは許されても、何度も繰り返してしまうと、上司からの信頼を損なってしまいます。
その結果、仕事を任せてもらえなくなるでしょう。
仕事を任せてもらえるようにすべきこと
仕事を任せてもらえるようになるには、日々の積み重ねが大切です。
ここでは、上司から新しい仕事を振られるようになるためにすべきことを紹介します。
- 仕事に必要なスキルを身につける
- 指示されたこと以上の成果を挙げる
- ミスの原因を分析する
仕事に必要なスキルを身につける
仕事に必要なスキルを身に付けることは、責任ある業務を任される第一歩です。
業務をスムーズにこなすためのスキルや実績がなければ、どんなに意欲があっても上司は不安を感じてしまいます。
実際、任せる側は「この人なら確実にやりきってくれるか」を常に見ています。
やってみたい仕事があるなら、まず自分に足りないスキルを洗い出しましょう。
足りないスキルが分かったら、外部のセミナーや講座などで知識を習得します。
また、副業で実務経験を積むと、より効果的でしょう。
習得したスキルを活かして、社内で成果を挙げることで、仕事を任せられるに値する能力をアピールしていきましょう。
ただし、やみくもにスキルを磨くのは、あまりおすすめできません。
自分の強みを伸ばす方向のスキルを習得することが、より効果的です。
なお、自分の強みが何か言語化できない場合は、キャリアコーチに相談してみましょう。
過去の経験を振り返り、あなたの強みの言語化の手伝いをしてくれます。
自分の強みを引き出せるスキルを習得したいなら、まずはキャリアコーチングを受講し、自分の強みを把握しましょう。
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指示されたこと以上の成果を挙げる
指示されたこと以上の成果を挙げることで、上司からの信頼を得ることができます。
ただ言われた通りに業務をこなすだけでは、上司はワンランク上の仕事を任せようとは思いません。
プラスαの提案をして、実際に成果を挙げることで、上司は初めて「仕事を任せてみよう」という気持ちになります。
たとえば、業務効率化のアイデアを提案したり、上司・先輩の業務の一部を巻き取ったりするなどの姿勢が評価されます。
ワンランク上の業務を任せられるようになるには、日ごろから期待を上回る立ち回りが必要です。
ミスの原因を分析する
ミスの原因を分析し、改善しようとする姿勢が、責任ある仕事を任せてもらえる信頼を築きます。
どんなに優秀な人でも失敗は避けられませんが、失敗した後の行動次第で信頼を獲得できるかが決まります。
失敗した状況を振り返り、どうすれば防げたかを自分の言葉で語れる人は、上司から信頼を獲得し、新しい仕事を振られるでしょう。
一方、失敗したことを嘆くことしかせずに、失敗の原因を分析しない人は、同じミスを繰り返します。
その結果、自分の成長につながらないうえ、上司からの信頼も得られないため、ワンランク上の仕事を任せてもらえないでしょう。
ミスしたという事実から目を背けずに、改善に向けて原因を分析する姿勢が、仕事を任せてもらえる人になる近道です。
「悔しい…」仕事を任せてもらえないときの対処法
努力していても必ずしも、自分が求めている仕事を任せてもらえるとは限りません。
そんなとき、悔しさで押しつぶされそうになることもあるでしょう。
ここでは、悔しさに押しつぶされそうになったときの対処法を紹介します。
- 他人からの評価に依存しない
- 悔しさを原動力に変える
- 仕事から少し離れる
他人からの評価に依存しない
他人からの評価に依存しないことで、悔しさに囚われずにすみます。
なぜなら、他人からの評価は自分ではコントロールできず、自分の精神が他人によって振り回されることにつながります。
もし、自分の期待を下回る評価しか得られなかった場合、常に悔しい思いをして、次第に仕事に対するモチベーションもなくなるでしょう。
前述したとおり、悔しさは目的達成のために仕事を頑張る原動力になります。
しかし、他人から評価を得ることを目的にすると、いつまでも心が満たされないという状況に陥る危険性があります。
悔しさを原動力に変える
悔しさを原動力に変えることで、状況を打破するエネルギーが生まれます。
悔しさという感情は、それだけ強い思いがある証拠です。
感情を抑え込むのではなく、目的を達成するための積み重ねのモチベーションとして生かしていきましょう。
誰もが、「その仕事に携わりたい」という強い思いを抱いているわけではありません。
任せてもらえなかった悔しさをバネに、足りないスキルを磨き、次のチャンスに向けて努力する姿勢が大切です。
仕事から少し離れる
悔しさで心がいっぱいになったときは、無理に頑張り続けようとせず、あえて仕事から少し離れる時間をつくるのが大切です。
感情的になっている状態で行動しても、うまくいかないことが多く、かえって自信を失ってしまうこともあります。
気持ちを切り替えるためには、仕事終わりの夕方や休日は仕事のことを忘れて、好きなことに没頭してみるのがおすすめです。
友達と会って話をしたり、映画を観たりするだけでも、心が軽くなるでしょう。
仕事から少し距離を取ることで、ふとした瞬間に現状を打開する策が思いつくこともあります。
根を詰めすぎずに、時には休むことも大切です。
まとめ
仕事を任せてもらえない原因は、自分自身にあります。
仕事を任せるに値するスキルがない、主体的な行動が見られない場合は、上司は仕事を任せるのを躊躇します。
また、日ごろの仕事でミスが多い点も、仕事を振られない要因となるでしょう。
上記を改善するよう努力することが、上司からの信頼を獲得し、ワンランク上の仕事に携わるための打開策です。
また、悔しさで心が押しつぶされないよう、他人との比較をせず、時には仕事から離れる時間を意図的に作るようにしましょう。
悔しいという気持ちは、自分がその仕事に対して人並以上の熱量がある証拠です。
悔しさを仕事を頑張る原動力として、日々の積み重ねをしていきましょう。