「また逃げてしまった…」
「どうして自分は、いつも楽な方ばかり選んでしまうんだろう」
人生や仕事において、嫌なことや難しいことからはすぐに逃げている。そんな自分に、嫌気が差していませんか?
時には、我慢せずに逃げることも大切です。
しかし、どこかで困難に立ち向かわないと、収入が上がらない、昇進・昇格の道が途絶えるなど、逃げたツケを払うことになります。
この記事では、「楽な方に逃げる人生」が本当に悪いことなのかを紐解きつつ、逃げ癖を克服する方法にも触れていきます。
困難からすぐに逃げてしまう自分を何とかしたいと考えている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
楽な方に逃げる人生はダメなのか
「努力がしんどい」
「プレッシャーから解放されたい」
そんな心の声に従い、つい楽な方を選んでしまうことがあります。
しかし、その選択に対して後悔している自分もいるのではないでしょうか。
では、楽な方に逃げる人生は本当にダメなのでしょうか。
人生に楽な方はない
人生に「本当に楽な道」など存在しません。
人は楽な方を求めがちですが、どれだけ回避を重ねても、ストレスや課題から逃げ切ることは不可能です。
どの選択肢にも、それなりの負荷や困難が付きまとうのです。
どこかのタイミングで困難に挑まないと、逃げ続けたツケを重く背負うことになります。
「楽な道を選び続けたい」と願っても、それは現実には存在しない幻想です。
楽な方に逃げるのが適切な選択かもしれない
とはいえ、「楽な方へ進む=悪いこと」とは限りません。
時には、その選択こそが自分を守る手段になることもあります。
無理をして頑張っても、職を失ったり、心が壊れてしまったりしては意味がありません。
たとえば、「高圧的な上司」や「毎朝の出勤が憂鬱になる職場」、「将来性のない仕事」からは逃げるべきです。
逃げずに我慢することを美徳とせずに、時には戦略的に逃げることも大事になります。
いずれは困難に立ち向かうことになる
最後には困難に立ち向かう場面が必ずやってきます。
楽な方へと逃げてばかりだと、人間として、ビジネスパーソンとしての自分の価値は上がりません。
将来、低い収入や仕事を失う結果になるリスクがあります。
とはいえ、苦手な職場の雰囲気の中で、苦手な仕事を我慢して取り組む必要はありません。
自分の得意な分野にて、立ちはだかる壁を乗り越えるべく努力することが大事です。
いつか向き合わなければならないのなら、逃げずに頑張るための下準備をしましょう。
逃げ癖を修正することで、これからの人生を変えられます。
仕事において逃げてきた人生を変えたいと本気で思っているなら、キャリアコーチングを検討してみてください。
自分の価値観や強みを棚卸しする手伝いをしてくれます。
その結果、価値観にマッチしており、強みも活かせる仕事が見つかるはずです。
現状を打破したいと考えている人は、ぜひキャリア相談を申し込んでみましょう。
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楽な方に逃げる人生を終わらせる3つの方法
日々の面倒やプレッシャーから逃げ出したくなる気持ちは自然なものです。しかし、それが習慣化すると、今後のキャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。
ここでは、逃げ癖から抜け出すための具体的な方法を紹介します。
- 短時間でもまずは取り組んでみる
- 目標設定を低くする
- 自分が得意な分野の仕事をする
短時間でもまずは取り組んでみる
まずは、2分でも5分でも短時間でいいのでとにかく始めてみることが大切です。
やる気は物事に取り組み始めないと湧いてきません。
取り組む前は「やりたくない気持ち」が強かったが、実際に取り組んだら、意外と時間を忘れてしまった経験は少なからずあるはずです。
そのため、やる気が出ず、逃げ出したいと感じているなら、短時間でも取り組むということを意識しましょう。
目標設定を低くする
逃げずに努力を続けるには、最初は「少し頑張れば達成できる」程度の目標を設定しましょう。
小さな目標をクリアし、少しずつ目標を引き上げることで、実力が身についていきます。
たとえば、「1日10分だけ本を読む」「週1回ジムに行く」など、少し頑張れば達成できるレベルから始めましょう。
反対に、いきなり高い目標を設定すると、継続できずに再び逃げる日々に逆戻りしてしまうでしょう。
その結果、年齢にふさわしい仕事のスキルや人としての価値が身についていない状況に陥ります。
スタート地点の目標は低く。そこから少しずつ歩みを進めていくことが大切です。
自分が得意な分野の仕事をする
努力が続かない理由の一つとして、「合ってない場所で戦っている」からかもしれません。
人は苦手なことや苦痛を感じることには、逃げの感情が生まれやすいです。
逆に得意なことは成果も出しやすく、高いモチベーションを維持したまま自発的に取り組める傾向があります。
これが、努力や継続に対するストレスを大きく下げてくれます。
「何が得意かわからない」という場合は、過去に褒められたこと・気づいたら没頭していた作業などを振り返ってみましょう。
なお、「逃げ癖」がついている人は、苦手や違和感への反応が敏感になっているので、得意なことが何か見出しやすいはずです。
「自分が得意とする分野」で仕事することは、逃げ癖をなくす対策として効果的といえます。
得意分野を仕事とするために自分の強みを探る際は、キャリアコーチングの受講を検討しましょう。
キャリア形成のプロに相談することで、自分が気づいていない強みを見つけ出せるからです。
仕事において逃げ続けてきた人生に終止符を打ちたいなら、ぜひキャリア相談を検討してみてください。
人生を変えるきっかけとなるはずです。
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まとめ
「楽な方に逃げる人生」は決して間違いではなく、時には必要な選択なこともあります。
しかし、逃げ続けていては、いずれ向き合わざるを得ない困難がより大きな形で現れることになります。
だからこそ、どこかのタイミングで逃げずに壁に立ち向かうことが必要となります。
逃げ続ける日々を終わらせたいなら、まずは数分だけでも行動に移してみましょう。また、高すぎる目標ではなく、今の自分が達成できそうな小さな目標を設定することも大事です。
そして、自分の得意なことに取り組むことで、努力に対する苦手意識も少しずつ変わっていきます。
困難から逃げてしまう自分を変えたいと思っている人は、紹介した内容をもとに今日から行動に移していきましょう。