「このまま惰性で生きてて、意味あるのかな…」
毎朝の満員電車、言われたことをこなすだけの仕事、淡々と過ぎていく毎日。
友人が転職や独立で活躍する中、自分はただ時間をやり過ごしているような気がしている。でも本当に、このままでいいんですか?
惰性から抜け出すカギは、「現状への違和感を言語化し、小さな一歩を踏み出すこと」にあります。
今回は、惰性で生きてしまう原因と、それが招く今後の人生へのリスク、今からできる具体的な行動を3ステップでご紹介します。
何も変わらない日々に違和感を打破したいと思っているなら、ぜひ最後まで読んでみてください。
惰性で生きてしまう原因
「このままでいいのか?」
それでも行動を起こせず、気づけばまた一日が終わる。
あなたが「惰性で生きてしまう」理由には、主に3つの要因があります。
目標を見失っている
「何のために働いているのか、そもそも何を目指していたのか」。
その問いに答えられないとき、人は「ただこなすだけ」の毎日に陥ります。
目標がなければ、日々の行動に意味が見いだせません。「将来、これをやり遂げたい」という気持ちがなければ、新しく何かに取り組む気力も湧きません。
何一つチャレンジしない日々を過ごしていくと、内面では虚無感が蓄積していきます。
このまま、惰性で生きてしまうと、仕事もプライベートも何もかもつまらなくなってしまうでしょう。
現状を変える気がない
「忙しいし、考えるひまもない」
「今のままで特に困っていない」
その無関心こそが「惰性」の原因です。
惰性で生きていない人の多くは、「現状を変えたい」というモチベーションに満ち溢れています。
今の状態に満足せずに、常により良い未来を追求して、動き続けられます。
一方、惰性で生きている人は、現状を変えたいという強い動機がありません。そのため、新しいことに挑戦せず、「なんとなく」日々を過ごしてしまうのです。
自分に自信がない
自分に自信がないことも、惰性で生きてしまう原因の一つです。
自信がないと、「失敗のリスク」を過剰に恐れてしまいます。だから無意識に「何もしない」という選択を続けてしまいがちです。
新しいことに挑戦しないと、当然成功体験を得られないので、何もできない自分に嫌気が差します。
そして、また自信を失い、現状維持に落ち着くという悪循環に陥ってしまいます。
惰性で生きることのリスク
「このままでいいのか?」
そう感じてしまう時点で、すでに黄色信号が灯っているのかもしれません。
収入が上がらなくなる
惰性で仕事を続けていると、収入の伸びは頭打ちになります。
なぜなら、言われたことをこなすだけの日々では新たなスキル・ノウハウは身に付きません。
その結果、これといった成果を残せず、昇給も微々たるものになります。
一方で、日々、業務の改善提案やスキル習得に対して意欲的に取り組む人は、昇進・昇格による収入アップのチャンスを掴んでいます。
このような人たちは、現状に満足せず、自ら課題を見つけて、常に新しいことに挑戦しています。
「今のままで十分満足」という諦めに近い気持ちで過ごすと、同期や後輩に置いて行かれることになるでしょう。
転職が難しくなる
惰性で過ごした年月は、転職においては「空白期間」とほぼ同じです。
ルーティンをただ回すだけの日々では、業務改善の経験や新しいスキルの習得といった市場価値を高める経験を積めません。
あくまで、「○○の業務を○年間続けた」という事実しか残せず、転職時にアピールできる材料を生み出せません。
しかも年齢を重ねるごとに、企業は「即戦力」を求めるようになります。
具体的な実績とそれを成し遂げるまでの過程、高いスキルがなければ、採用に至るのが難しくなります。
「今のままじゃ転職は無理かも…」と気づいた瞬間には、もう選べる道が限られているかもしれません。
人生が楽しくなくなる
惰性で生き続けると、人生そのものが楽しくなくなります。
新しいことに挑戦すると、常に刺激がある毎日のため、日々の生活が楽しくなります。
新しい知識を身に付けたり、経験したことのないものにチャレンジする日々は、常にワクワクを与えてくれるはずです。
一方、挑戦しない日々は、人生に飽きてしまいます。
新しい仕事に取り組むこともなければ、新しい遊びに取り組むこともなければ、ただ時間を消費するだけに感じるでしょう。
毎日同じことを繰り返すのは楽ですが、退屈で生きる活力も失うことにつながります。
惰性で生きることをやめるための行動
「なんでこんなに毎日が退屈なんだろう…」
その違和感に気づけたあなたは、すでに最初の一歩を踏み出しています。
今抱えている不満を言語化する
「毎日がつまらない」
「このままでいいのか分からない」
まずは、こうした漠然とした不満や焦燥感を、言葉にしてみましょう。
不満がぼんやりしているうちは、それをどう変えればいいのかも見えません。
言語化することで、心の中のモヤモヤに輪郭を与え、「何が苦しいのか」「本当はどうしたいのか」を整理できます。
ノートに「何にモヤモヤを感じているのか」「なぜモヤモヤを感じているのか」を書き出してみましょう。
SNSで他人と比較してしまうことが多いなら、「なぜその人を羨ましく思ったのか?」と掘り下げるのも効果的です。
どんなにささいな不満でも、自分の言葉で整理できた瞬間から、次の選択肢が見えてきます。
将来目指したいものを考える
惰性で生きていることのモヤモヤを解消するためには、将来目指したいものを考える必要があります。
惰性で生きてしまう原因には、目標がないことや現状を変える動機がないことが挙げられます。
この状況を変えるには、目指したいものを明確にして、新しいことに挑戦する動機を作る必要があります。
目指したいものを見つけるには、まず自分が熱中して取り組んできたことを振り返ってみましょう。
「なぜ熱中できたのか」を深堀りしていけば、自分が本当に求めているものが見えてくるはずです。
自分が熱中できるものが何か分かれば、仕事やプライベートの目標が見つかり、モヤモヤを解消するカギとなるでしょう。
小さな目標を立てる
惰性を断ち切るためには、小さな目標を立てましょう。
いきなり達成が難しい大きな目標を立てても、モチベーションは続きません。大きな目標を細分化して、小さな目標にしたほうが、目標達成の快感を味わえ、継続的に努力できます。
たとえば、大きな目標が「英語を話せるようになる」なら、「朝の通勤では英語音声を聴く」「毎日30分英語学習する」など、身近で実行可能な目標を立ててみましょう。
「自分でもできる」という感覚を得られることが、惰性で生きる状態から抜け出すきっかけとなります。
惰性で生きる意味はあるのか|やめると人生楽しくなる
僕自身、今まで惰性で生きていました。
親に言われたから大学を受験し、みんなと同じように就職活動をする。
その結果、仕事でやりたいことが特になく、ただ与えられた仕事をこなす日々でした。そんな毎日に嫌気が差して、なんとなくで転職もしてしまいました。
しかし、ある日、なんとなく受けたキャリアコーチングが転機となりました。
そこで、自分が本当にやりたいことや、隠れていた強みが言語化され、心からなりたい自分を見つけることができたのです。
そして、今ではやりがいを持って、仕事に取り組んでいます。かつての漠然としたモヤモヤは消え去り、毎日が充実感に満ちています。
もし、今の仕事に何となくモヤモヤを感じているなら、一度無料のキャリアコーチングを受けてみてはいかがでしょうか。
本当に目指したかったものが何か見つけられるはずです。
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まとめ
今回は、惰性状態に陥る原因とそのリスク、そして脱却への小さな行動について掘り下げました。
目標を見失い、現状を受け入れたふりをして、自信もモチベーションも削られていく…。この負の連鎖が、惰性で生きてしまう原因となっています。
惰性のまま時間を過ごせば、収入もキャリアの選択肢も閉ざされていき、人生にワクワクを感じられなくなります。
そんな状況から抜け出すには、まず「今、何に不満を感じているのか」を言葉にし、将来目指したいものを明確にしましょう。
そして、小さい目標を設定、達成を繰り返すことで、現状を変えることにつながります。
あなたの違和感は、次の一歩を求める心のサインです。大きな変化はいりません。今日この瞬間、小さな一手を打つだけで、人生のリズムは確かに変わり始めます。