「ポートフォリオの作り方が分からない・・・」
「そもそも、webライターにポートフォリオって必要なのか?」
ポートフォリオは、webライターがより効率的に案件を獲得するうえで必須のツールです。
ライター募集に応募する際の営業資料としてはもちろん、SNSやブログに載せることで、営業活動しなくても仕事の依頼を受けることができます。
ただし、必要な情報を埋めた状態のポートフォリオが作れないと、案件獲得は難しいでしょう。
今回は、webライターのポートフォリオ活用方法と載せるべき項目(例文付き)について解説します。
ライティングの案件をより効率的に受注していきたい人は、参考にしてみてください。
ポートフォリオとは?
ポートフォリオとは、ライターの経歴やスキル、執筆実績などを紹介する資料のことです。
クライアントが仕事を依頼するライターを決める際、ポートフォリオを参考にします。
なお、ポートフォリオがなくてもWebライターとして活動することは可能です。
ただし、後述するように、ポートフォリオは自分から積極的に営業するだけでなく、待ちの営業をするためにも必要となります。
ポートフォリオの活用方法
ポートフォリオは、クライアントに対する営業活動を効果的に進めるうえで必須のツールです。
たとえば、クラウドソーシングサイトで募集されている案件に応募する際、ライターとしての実力を示す資料として活用できます。
さらに、SNSのプロフィールや自身のブログにポートフォリオを掲載することで、積極的に営業しなくても、クライアントから仕事を依頼される可能性が高まります。
Webライティングの仕事を効率的に獲得するためには、ポートフォリオを用意しておいたほうが良いでしょう。
ポートフォリオに載せる6つの項目【例文あり】
ポートフォリオには、以下の6つの項目を盛り込みます。
- プロフィール
- 経歴・保有資格
- 対応可能な業務
- 稼働時間
- 執筆実績・得意ジャンル
- 問い合わせ先
例文も記載してありますので、作成する際の参考として使ってください。
プロフィール
プロフィールは、クライアントが最初に目にする部分です。
自分がどんなライターであるかを簡潔に伝えましょう。
なお、特定の分野に絞って案件を受けたい場合は、「金融ライター」「IT関連ライター」などのジャンル名を記載しましょう。
初めまして。○○と申します。FP2級を保有し、金融ジャンルを中心に執筆しています。以下に今までの経歴や実績をまとめましたので、ご覧ください。
経歴・保有資格
これまでの職歴や取得した資格を記載します。
執筆ジャンルに関する経験や資格があれば、詳細に記載することで専門性をアピールできます。
経歴
- 20××年3月 ○○大学卒業
- 20××年4月 ○○系の会社に就職
- 20××年7月 投資に興味を持ち、FX取引を始める
- 20××年4月 webライターとして活動開始
保有資格
- 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
対応可能な業務
Webライターのポートフォリオには、対応可能な業務も記載しておきましょう。
記事執筆だけでなく、構成作成や記事のリライト、ディレクションなどを依頼したいと考えているクライアントもいます。
対応可能な業務を記載しておくことで、クライアントが「どこまで仕事を任せるか」について判断しやすくなります。
- 記事執筆
- 記事構成の作成
- 既存記事のリライト
- ディレクション業務
稼働時間
稼働時間をポートフォリオに記載することで、クライアントは依頼できる業務量やスケジュールを把握しやすくなります。
記載がないと、「このライターに仕事を依頼しても、対応してくれるかどうか不安」と思われてしまう可能性があります。
土日祝:9:00~18:00
稼働時間外でも返信対応ができる場合、「上記時間以外も連絡に対応いたします」と書いておくと、クライアントに好印象を与えられます。
執筆実績・得意ジャンル
執筆実績は、Webライターとしての経験や実力をクライアントに伝える部分です。
自分が受注したい執筆ジャンルを中心に、過去の執筆記事を掲載しましょう。
また、得意ジャンルも記載することで、クライアントが「どのジャンルの記事執筆を依頼できるのか」を把握できます。
執筆記事を掲載する際は、メディア運営者の承諾を得たうえで掲載しましょう。
金融ジャンルを主に執筆しております。
- FX
- 株式投資
- クレジットカード
- カードローン
執筆実績
・「記事タイトル」
https://~~~(記事のURL)
担当業務:執筆
・「記事タイトル」
https://~~~(記事のURL)
担当業務:執筆
なお、執筆実績がない場合、サンプル記事をポートフォリオに掲載するのがおすすめです。
サンプル記事の作成方法については、以下の記事を参考にしてみてください。

問い合わせ先
クライアントが仕事の依頼や質問ができるように、問い合わせ先の記載も忘れずにしましょう。
問い合わせ先の記載がない場合、仕事受注の機会を失うことになります。
メールアドレスやSNSアカウントなど、確実に連絡が取れる方法を明記しましょう。
X(旧Twitter):@yourname
また、Googleフォームやポートフォリオ作成ツールの機能を利用して、問い合わせフォームを設置するのもおすすめです。
ポートフォリオの作成ツール3選
実際にポートフォリオを作る際には、作成ツールを使うことがほとんどです。
ここでは、主に使われているポートフォリオ作成ツールとして、以下の3点を紹介します。
- edireco(エディレコ)
- WordPress(ワードプレス)
- note(ノート)
edireco(エディレコ)
edirecoは、編集者やライターに特化したポートフォリオ作成ツールです。
デザイン編集やレイアウト変更が簡単にできるうえ、ライターとしてのスキルや実績を登録できる項目も豊富に用意されています。
流れに沿って情報を入力するだけで、クライアントへのアピールに効果的なポートフォリオを簡単に作成できます。
WordPress(ワードプレス)
WordPressは、ブログやホームページを作成できるツールで、ポートフォリオサイトの作成にも適しています。
カスタマイズ性が高く、好みのデザイン・フォントにしたり、仕事依頼の問い合わせフォームを設置したりすることが可能です。
ただし、ポートフォリオサイトを立ち上げるためには、レンタルサーバーの利用とドメイン取得に費用がかかります。
ポートフォリオの作成をするだけなら、別のツールのほうが良いでしょう。
note(ノート)
noteは、無料で記事コンテンツを手軽に発信できるプラットフォームで、ポートフォリオ作成にも利用されています。
公式サイトに編集方法のガイドが記載されているので、編集のやり方で迷うことはないでしょう。
ただし、デザイン・フォントなどのカスタマイズ性は、同じ記事コンテンツを発信できるWordPressより劣ります。
デザインにこだわりがなく、無料でポートフォリオを作りたい人におすすめのツールです。
まとめ
今回は、ポートフォリオの活用方法と載せるべき項目について解説しました。
ポートフォリオは、これまでの執筆実績や経歴、スキルを一目で分かりやすく伝えるwebライターの自己PRツールです。
クライアントに信頼できるwebライターであることをアピールし、仕事の依頼を受けやすくするために活用します。
したがって、仕事を依頼されるポートフォリオを作るには、執筆実績や経歴などクライアントが欲しい情報を漏れなく記載する必要があります。
紹介した内容をもとに、クライアントが目を引くようなポートフォリオを作ってみましょう。