webライターは主にwebサイトの記事を書く仕事で、在宅かつ空いている時間にできる仕事としても知られています。
そのため、副業の選択肢として、webライターを考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、「自分にはできないかも…」「webライターになるには、どうすればいい?」などと思い、一歩踏み出せない人もいるでしょう。
この記事では、初心者からのwebライターの始め方、必要なスキルを解説します。
初心者でもwebライターとして稼げるのか気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
初心者からのwebライターの始め方5ステップ
初心者からのwebライターを始める手順は以下のとおりです。
- 作業に必要なツールをそろえる
- webライティングの勉強をする
- 案件に応募する
- 受注・記事を作成
- 記事の提出納品
webライターを始めるハードルはそこまで高くありません。必要なツールと文章作成に関する最低限のスキルがあれば、誰でも始められます。
1. 作業に必要なツールをそろえる
webライターを始める前に、まずは作業環境を整えましょう。
以下の2つのツールがあれば、すぐにwebライターを始められます。
- パソコン
- インターネット環境
記事執筆やクライアントとのやり取りにおいて、上記2つ以外のツールは基本不要です。
webライターに必要なツールを揃える費用はほとんどかかりません。
webライターに必要なものだけでなく、あると便利なものも知りたい方は、以下の記事が参考になります。

2. webライティングの勉強をする
ツールが揃ったら、webライティングの勉強をして、スキルを身に付けましょう。
具体的に身に付けるべきスキルについては後述しますが、日本語の読み書きだけでは、webライターとして稼ぐのはほぼ不可能です。
webライティングは以下の方法で勉強するのがおすすめです。
- 本
- Youtube
- ライティング講座
上記の中で、ライティング講座は実践を通してライティングスキルが身につきます。
どの勉強方法が良いのか分からない場合は、ライティング講座の受講を検討してみましょう。
3. 案件に応募する
webライティングで使うスキルを身に付けたら、案件に応募します。
初心者のうちは、案件はクラウドソーシングサイトから探すことがおすすめです。
クラウドソーシングサイトでは、ライターの経験が浅い人向けの仕事も豊富なため、初心者でも案件を受注できる可能性があります。
また、クライアントの評価を確認できるうえ、クライアントの報酬未払いを防ぐシステムがあるため、安心して取引できます。
webライターの仕事の取り方について知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

4. 受注・記事を作成
クライアントに選ばれて案件を受注したら、記事を書きます。
メディアごとに、文章の雰囲気や使用してはいけない文章表現などルールが異なります。
そのため、記事を書く前に、マニュアルを読むことが必要です。
不明点や疑問点があった場合は、自己判断せずにクライアントに相談しましょう。
5. 記事の提出納品
記事が書けたら、クライアントに提出します。
納品する際は、以下の3点を忘れずに確認しましょう。
- マニュアルに違反していないか
- 文章表現は適切か
- 誤字脱字はないか
提出後、クライアントから修正依頼されることもあります。
その場合は修正箇所を確認して、対応しましょう。
クライアントからOKがでたら、納品完了です。
初回提出の記事のクオリティが高ければ高いほど、クライアントが修正依頼する手間が省けて、継続依頼につながりやすくなります。
クライアントに指摘される修正箇所を少なくする意識が大切です。
webライターの初心者が身に付けるべきスキル4選
初心者がwebライターを始める際、以下の4つのスキルを身に付けておくのがおすすめです。
- SEOライティングのスキル
- 読みやすい文章作成スキル
- テキストでのコミュニケーション能力
- タッチタイピング
上記のスキルを身に付ければ、案件獲得や継続依頼、収入アップにつながるでしょう。
SEOライティングのスキル
webライターは、SEOライティングのスキルが必要です。
SEOとは、検索エンジン最適化のことです。Googleをはじめとした検索エンジンの検索結果の上位に自社のサイトを表示させるための施策を意味します。
webライティングにおいて、SEOを意識したライティングスキルが求められます。
webサイトに記事を投稿するのは、ブランド認知度の向上や商品・サービスへの問い合わせの増加などが目的です。
上位表示ができれば、中長期的な集客が期待でき、ユーザーに対して企業の認知度や信頼性の向上につながります。
上記の目標を達成するためには、SEOを意識した記事作成ができることを求められます。
読みやすい文章作成スキル
読者が記事内容をすぐに理解でき、納得感を得られる文章の作成をしなくてはなりません。
検索する人の多くは、文章を読むことではなく、情報を得ることが目的です。
長々しい文章や難しい言葉を多く使っている文章は、読者が情報を得るのに時間がかかるため、すぐにページを閉じてしまうでしょう。
上記のような文章で書かれた記事は、前述した検索結果の上位表示においても悪影響なので、案件受注は難しくなるはずです。
読みやすい文章には、以下の特徴があります。
- 解決法とその理由を端的に述べた文章
- 1文が長すぎない文章(60文字以下)
- 2~3行で改行されている
読みやすい文章作成スキルは、クライアントに選ばれるうえで、必須のスキルです。
テキストでのコミュニケーション能力
webライターとして仕事するうえでは、相手を不快にさせないテキストでのコミュニケーション能力が必要です。
クライアントとのやり取りの多くは、チャット形式のテキストでのコミュニケーションがほとんどです。
お互いの表情が見えないので、送る文章に「!」や「?」を使ったり、クッション言葉をいれるようにしましょう。
以下の文章を比較してみましょう。
承知いたしました。
承知いたしました!
〇〇の所、間違っているので、確認してください。
〇〇の所、間違っているかもしれないので、恐れ入りますがご確認いただけますでしょうか?
2つの文章を比較して、どちらと仕事をしたいと思いますか。
できれば、多くの人は、優しい言い回しをしてくれる人と仕事をしたいと思うはずです。
クライアントとの良好な関係を構築・維持するうえで、テキストコミュニケーションのスキルは重要です。
タッチタイピング
タッチタイピングはライターとして活動するうえで身に付けておきたいスキルの1つです。
タッチタイピングができると、文字入力のスピードが上がり、効率的に執筆できます。
クラウドソーシングをはじめ募集している案件の多くは、「1文字1円、3000文字の記事作成」のような出来高制で募集しています。
したがって、多くの記事数を短時間で書けるようになれば、書いた分だけ収入を増やすことが可能です。
タッチタイピングは、短時間で記事を書き上げるうえで、必須のスキルです。
無料のタイピングゲームがあるので、空いている時間にコツコツ練習しましょう。
webライターの始め方に関するよくある質問
webライターを始めることを考えている方によくある質問に答えていきます。
スマホでwebライターはできる?
スマホでもwebライターの仕事をすることは可能です。
ただし、作業効率がパソコンを使った場合より落ちてしまいます。
また、スマホでもできるライティングの案件のみでは、生計を立てられるレベルまで稼ぐのは難しいでしょう。
上記の理由から、スマホでwebライターの仕事をするのはおすすめしません。
webライターを始める際どんな記事ジャンルにすればいい?
webライターの記事ジャンルの選び方として、以下の2つを基準にしましょう。
- 経験を活かせるジャンルか
- 興味があるジャンルか
経験がある分野なら、実体験に基づいた知見があるため、スムーズに執筆できます。
また、経験がなくても、興味がある分野なら、執筆作業に対するモチベーションを高く維持できます。
どの記事ジャンルの案件に応募すればいいか迷っている初心者は、以下の記事を参考にしてみてください。

まとめ
この記事では、webライターを目指す初心者に向けて、始め方や身に付けるべきスキルを解説しました。
以下の手順で進めれば、初心者でもwebライターを始められます。
- 作業に必要なツールをそろえる
- webライティングの勉強をする
- 案件に応募する
- 受注・記事を作成
- 記事の提出納品
必要なツールを揃えやすいうえ、初心者が安心して案件受注できるサービスもあるため、webライターを始めること自体は簡単です。
しかし、簡単に始められることからライバルが多く、案件獲得の難易度は高いといえます。
実際に案件を獲得するためには、以下のスキルを身に付けるといいでしょう。
- SEOライティングのスキル
- 読みやすい文章作成スキル
- テキストでのコミュニケーション能力
- タッチタイピング