「webライターはやめとけ」という声を耳にしたことがありませんか?
webライターは、好きな時間・好きな場所で仕事ができる魅力的な仕事といわれることが多くあります。
しかし、実際には「思ったより稼げない」「仕事が取れない」などといった厳しい現実もあります。
実態を知らずに、webライターを始めてしまうと、理想と現実のギャップに苦しみ、くじけてしまうでしょう。
今回は、「webライターはやめとけ」といわれる理由とともに、向いていない人の特徴、稼ぐためのコツも紹介します。
webライターに興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。
実態を踏まえたうえで、稼げるwebライターへの道を歩めます。
「webライターはやめとけ」といわれる3つの実態
「webライターはやめとけ」といわれる理由として、以下の3つの実態があります。
- 低単価の案件に疲弊する
- 大量の記事を書く必要がある
- 仕事が取れない
低単価の案件に疲弊する
「やめとけ」といわれる理由として、低単価の案件が多いことが挙げられます。
初心者が受注する案件の多くは、1文字あたり~0.5円程度の報酬が相場です。
1記事5000文字を月10本執筆しても、月2.5万円しか稼げません。
また、クラウドソーシングを通じて受注した場合、15%~20%程度の手数料が差し引かれるため、実際に受け取れる収入はさらに少なくなります。
スキルと実績がない状態からwebライターを始めた場合、報酬の低さに疲弊してしまう可能性があります。
大量の記事を書く必要がある
webライターが生計を立てられるレベルまで稼ぐには、大量の記事を書く必要があります。
専門的な知識がない一般的なライターの場合、文字単価は2~3円程度が相場です。
月20万円稼ぐには、1記事5000文字15~20記事執筆しなければなりません。
これに加えて、クライアントからの修正依頼にも対応する必要があるので、常に執筆に追われる状況となるでしょう。
効率良く大量の記事執筆ができるようにならないと、webライターとして生活していくのは難しいでしょう。
仕事が取れない
webライターは日本語の読み書きができれば、誰でも参入できるため、ライバルが多いのが特徴です。
とくに、ライティングスキルや執筆実績がない初心者は、案件を獲得すらできないかもしれません。
クラウドソーシングの案件を見ると、1人の採用枠に対して10~20人以上の応募者がいる案件もあります。
webライターとして仕事を獲得していくには、クライアントにアピールできるスキル・実績をないと難しいでしょう。
webライターに向いていない人の3つの特徴
webライターを始めようか迷っている人は、自分が向いているかどうか気になる人が多いはずです。
ここでは、webライターに向いていない人の3つの特徴を紹介します。
- 自己主張が激しい人
- 細かい部分までリサーチしない人
- 単調な仕事に飽きやすい人
自己主張が激しい人
「自分の好きな文章を書きたい」「自分の意見や主張を記事に盛り込みたい」といった自己主張が強い人は、webライターには向いていません。
webライターの仕事では、クライアントが提供するマニュアルやガイドラインに従って記事を書くのが基本です。
さらに、ライター自身の意見や主張を記事に盛り込むことを認めていないケースがほとんどです。
マニュアルを無視して自分の主張を優先する人は、クライアントから「扱いづらいライター」とみなされるでしょう。
その結果、継続的な案件の受注が難しくなり、webライターとしての活動が続けられなくなるでしょう。
webライターして活動していくには、クライアントの指示やマニュアルに従うことが必須です。
細かい部分までリサーチしない人
細かい部分までリサーチしない人は、webライターの仕事には向いていません。
webライティングでは、正確かつ信頼できる情報を収集することが重要です。
とくに、金融や美容、法律など人々の生活に影響を与えるジャンルでは、正確性と信頼性の高い情報に基づいた執筆が求められます。
そのため、執筆の準備として徹底的にリサーチして、情報の裏付けを取ることが必須です。
大雑把なリサーチが原因で間違った情報を発信してしまうと、クライアントのメディアの信頼を落とし、損害を与える可能性があります。
情報の真偽を確かめずに執筆する人は、クライアントから信頼を失い、仕事を失うことになるでしょう。
単調な仕事に飽きやすい人
単調な仕事に飽きやすい人も、webライターには向いていません。
webライターの仕事は、リサーチ→記事構成作成→執筆の繰り返しが基本となります。
また、クライアントからの指示に従い、求められる内容に合わせて記事を作成することが多いため、自由に書くことができない場合がほとんどです。
そのため、慣れてくるとルーチンワークになり、変化や刺激を求める人には退屈に感じてしまうでしょう。
単調な作業に飽きてしまう場合、執筆経験のないジャンルに挑戦したり、ブログやSNSなど自分から情報発信を始めたりするなど刺激を作る努力をしてみましょう。
「やめとけ」といわれるwebライターで稼ぐためのコツ3選
webライターは参入しやすい仕事のうちの1つですが、簡単に稼げる仕事ではありません。
webライターとして稼げるようになるには、いくつかコツを押さえる必要があります。
ここでは、稼げるwebライターになるためのコツを3つ紹介します。
- ライティングスキルを身に付ける
- 営業力を身に付ける
- 経歴・資格を活かす
ライティングスキルを身に付ける
稼げるwebライターになるためには、まずライティングスキルを身に付ける必要があります。
具体的には、以下のスキルが求められます。
- 読者の悩みを解決できる記事構成作成
- 分かりやすい文章作成
webライターは、読み書きができれば誰でもできると思われがちです。
しかし、上記のスキルを持っていないと、webライターとして稼ぐことは不可能でしょう。
なお、ライティングスキルは、独学だけでは身に付けにくいことがあります。
そのため、自分の書いた文章を誰かに見てもらい、添削してもらうことが重要です。
仕事の取り方を覚える
webライターとして稼げるようになるためには、仕事の取り方についても知る必要があります。
ライティングスキルがあっても、仕事をどのように取ればいいのか分からないと、稼げるwebライターにはなれません。
初心者webライターが仕事を取るコツとして、以下の4つを押さえておきましょう。
- 報酬にこだわらず仕事を受注する
- サンプル記事を作る
- 提案文を作りこむ
- ポートフォリオを作る
ライティングスキルを身に付けたら、仕事の取り方を覚えて、webライターとしての実績を積んでいきましょう。
仕事の取り方について、くわしく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

経歴・資格を活かす
経歴や資格を活かすことも、稼げるwebライターになるための方法の1つです。
特定の分野に関する専門知識や経験がある場合、それを活かして他のライターと差別化が可能です。
たとえば、金融機関での勤務経験がある場合、金融に関するメディアを運営しているクライアントからの案件獲得に有利になります。
また、執筆ジャンルに関連する資格を保有している場合も、案件を受注しやすくなります。
経歴や資格を活かすことで、より高単価の案件を獲得しやすくなるため、webライターとして稼げるようになるでしょう。
まとめ
今回は、「webライターはやめとけ」といわれてしまう理由と稼げるようになるためのコツを紹介しました。
知識・経験が少ない初心者webライターのうちは、「低単価」「仕事が受注できない」などで疲弊してしまうかもしれません。
しかし、ライティングスキルと仕事の取り方を習得すれば、苦しい状況から抜け出せます。
これからwebライターを始める場合、まずはライティングスキルを身に付けることに専念しましょう。